ドライブレコーダーが故障したのは8月の日記に記しました。
当初はユピテル製はもう二度と買わないと思ったのですが、ドライブレコーダーを分解してみて、その原因が内蔵リチウムイオンバッテリーの不具合であることがわかりました。
中国製のリチウムイオン電池が膨らんで、基盤を圧迫していたのです。
ケースを開けて圧迫を緩めたところ、スイッチのクリック感が戻り、メニューも効くようになり、きちんと映るようになりました。
ただし、ケースが閉められないので使用はやめました。
別のユピテル製DRY-ST1000cも使っているのですが、こちらはGPS対応でないため、日付時刻が狂いますし、何らかの原因でリセットされ、2011年1月1日に戻ってしまったことがありました。
これからドライブレコーダーを買おうとする方に参考までに選び方を書いてみます。
GPS付きは必要です
GPSは位置情報を記録するのが主な利用方法ですが、時刻も常に正確に維持されるので、時刻合わせをする必要がありません。
時刻合わせは面倒だし、万一の事故の際に時刻が狂っていたら証拠にはなりません。常に秒単位で正確に補正されるGPS付きは必須です。
駐車中の撮影機能は必要に応じて
夜間の駐車場が離れた場所にある月極駐車など、夜間の撮影が欲しい方には必要かもしれません。ただし、エンジン停止中に撮影するには補助バッテリーが必要で、その分だけ価格が高くなります。
自宅の駐車場に停めるのなら、撮影機能はなくてもいいんじゃないでしょうか。
電源はシガーソケットをおすすめ
最初のドライブレコーダーにはバッテリー直結アダプターを使いました。2,800円ぐらいしたと思います。
ところが3年で本体DRY-WiFi40cのバッテリーが膨らんだことで動画が映らなくなったため、本体を別のDRY-ST1000cに交換しました。すると、このバッテリー直結コードでは使えず、シガープラグを使うことになりました。無駄になってしまったのです。
本体の交換を考慮するなら、シガープラグを使う方が無駄にならずにいいと思います。
メーカーはどこがいいか
売れ筋はネットではこうです。
コムテックとケンウッドが上位10位あたりまでを占めています。これらの口コミで全く故障が無いならこれらを選択しようと思っていました。
ところが、突然映らなくなったとか、購入後2週間ほど映っていたが、その後は映っていなかったのを何カ月も経ってから知ったと言うようなコメントがあります。
どのメーカーでもこういうことはあるんですね。
それなら、映らなくなった原因がはっきりしているユピテル製でもいいんじゃないかと思いました。ユピテルの順位は16位ぐらいに初めて出てきます。
そこまでひどい製品ではないと思います。今は、DRY-ST1000cを2台使っていますが、トラブルの原因がわかってからは問題なく使っています。
10月の日記に書いた、DRY-ST1000cの画面が逆さまになる原因は、エンジンをかけて車の位置をずらしてすぐにエンジンを停止したためです。内蔵のコンデンサーが充電されるまで、最低でも2、3分はエンジンをかけておくか、一時的にシガープラグを抜いて電源を遮断しておくといいです。
なお、逆さまになった画面は、メニューから共通設定の「設定初期化」をすることで戻りました。英文表記になっているので、MODEボタンを4回押すと「共通設定」に変わっているはずなので、それらしいメニューに合わせてOKボタンを押しました。
前置きが長くなりましたが、内蔵バッテリーの不具合や、バッテリーに変わるコンデンサーの扱い方が特殊なだけで、ユピテル製のドライブレコーダーのカメラ機構自体は問題がなかったユピテルをおすすめします。
今ある機種ならWD300かDRY-ST3000Pが安価でいいと思います。
WD300
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ST3000P
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画像はパソコンで見るとナンバーもはっきりと分かり、とてもきれいに写っています。ドライブレコーダーのウィークポイントは、おそらく他のメーカーも内蔵リチウムイオンバッテリーです。
このバッテリーは消耗品とも言えますね。バッテリーだけの交換は通常できません。高価だけど、3年程度で本体を交換する必要があると思っておいたほうがいいかもしれません。以上でした。