20年前のケータイ P501i F503i

部屋の整理中に出てきた古いケータイ電話。
1999年製のパナソニック P501iと2001年製富士通のF503i。

手持ちの充電器で充電しようとしたら、差し込み口が合わないんですよね。急遽オークションで調達しました。

F503iの方は、過去何度か充電して背景画像を見たことがありました。でもここ10年ぐらいは通電していないと思います。

充電器を差し込んでみると正常に充電できました。起動画面です。

懐かしい背景画面です。インターネットに接続する機能はありますが、2G回線はもう廃止されています。内蔵カメラはまだありません。

充電器

問題はP501iでした。
15年以上充電したことがないはずです。充電器を差し込んでみても充電ランプがつきません。バッテリーの電圧は0.5mVまで下がっていました。過放電状態です。

20年前のリチウムイオン電池なので、国産でも安全性が心配です。充電プラグを差し込んでは数秒で抜く動作を繰り返してみました。

充電のきっかけをバッテリーに与えてみるやり方です。でも変化なし。メガネ用のクロスでバッテリー端子と電話機本体の端子を磨いてみます。

さらに数回充電プラグを差し込んだことろ、急に赤い充電ランプがつきました。復活しそうです。1分ほどで充電をやめてバッテリーが熱くなっていないか見ます。

2、3回ためらいながら充電したところでバッテリーの温度変化がないのを確認し、今充電継続中です。

電源をオンにしてみると画面が起動しました。ごく初期のiモード機です。こんな画面でしたね。まだFOMAではなく、800MHzのデジタルムーバの時代です。FOMAは701iからです。

1時間ほど充電していましたが、バッテリーが熱を持つことなく復活しました。

充電器

今の通信規格は4G LTEがメインですが、このデジタルムーバは2Gの規格なので、今では使うことができません。

1Gはアナログ携帯電話の時代(廃止)
2Gはデジタル携帯電話の時代(廃止)
3GはデジタルFOMAの時代です(廃止まじか)
4GはLTE スマホのメインの現行規格
5Gは2020年ごろから実用化される次世代規格
※GはGenerationのGだそうです。

さて、20年前の携帯電話にどんなデータが残っているかと楽しみだったのですが、メールや電話帳などデータはすべて削除してありました。というオチでした。

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