SIMカードと言えば、スマホやモバイルWiFiではこれをささないと使えない心臓部のICカードですね。
ところが、最新技術では、通信会社のサーバー上に多くのSIM情報を保存しておいて、端末が自動でキャリアの電波を捕まえてくれるクラウドSIMというスタイルが市場に出てきました。
クラウドSIMという名称は、まだほとんど認知されていませんが、これからは一気に拡大する可能性を秘めています。
日本国内なら、ソフトバンク、au、ドコモが3大キャリアですが、クラウドSIMなら、今いる場所のキャリア電波を自動的にとらえて通信できるのです。
ソフトバンクの電波が弱くなれば、ほかの強い電波(auやドコモ)に自動的に切り替わってくれます。
モバイルWiFiルーター
今一番目にする機会が多いのが、「どんなときもWiFi」というモバイルルーターではないでしょうか。こんな形をしています。大きさはiPhone8のような感じです。
モバイルWiFiルーターなので、自宅以外でパソコンなどをインターネットにつなぎたいときに使うものです。
今までは、WiMAXやワイモバイルのWiFiルーターがありましたが、このWiFiルーターは、ソフトバンク、au、ドコモの回線を自動的に一番状態のいいものに切り替えてくれるそうです。
完全使い放題
このクラウドSIM型WiFiルーターのいちばんのウリは、上限のない完全使い放題だそうです。WiMAXなども使い放題はありますが、3日間の合計が10GBを超えると夜間の速度が制限されたりしました。
そういう制限が一切ないのが完全使い放題です。
今はまだ出てきたばかりで認知度が低いですが、これからは広まっていく予感がします。
海外でも使える
一番便利に感じるのが、海外でも現地でSIMを買わなくてもクラウドSIMが勝手に現地に適合するSIMを割り当ててくれて、何もしなくてもインターネットに接続できることだと思います。
日本国内なら1カ月定額3,240円とかで使えますが、海外では1日380円とか30日1,880円とか、別途料金がかかりますが、それでも割安ですよね。
クラウドSIM型スマホ
クラウドSIM型のスマホがもう出ているそうです。今のところ、jetfon P6とFREETEL P6という機種がAmazonなどで購入できます。
こういう機種がもっと普及してくると、キャリアにしばられることなくスマホが使えて便利そうですね。